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Mug Magazine #26 – 編集部

私たちは今、約束などほとんど守られること
がなく、コンセンサスも長くは続かない世の
中に生きています。
今号のMug M agazineは再び、度々過度に
賞賛され、小売店が低価格で提供する劣悪
な製品の取引やマーケティング戦略と関連
付けられる、本物の品質を追い求めるファッ
ションの伝統と最先端分野を深く掘り下げる
事に焦点を当てています。
製品の価格は、時に本来の実勢価値を上回
っています。その根底となっている客観的な
理由は、機能的で革新的なデザイン、特徴
だった素材や製造技術などに掛かるコスト
に加え、しばしば複数の仲介業者、物流や
マーケティング、さらにはブランドの宣伝に
掛かるコストなど、ファッションとは切っても
切れない二次的要因を伴っています。そう
いった二次的要因を過小評価する事や廃止
する事は出来ませんが、十分考慮する必要は
あるのです。
オンラインショッピングの普及に伴い、誰もが
メーカーから商品を直接購入し、ソーシャル
ネットワークを通じて意見交換を行ったり、
また公にブランドを賞賛したり、逆に酷評し
たりが当たり前の世の中になって来ました。
市場が品質と価格間の適切な関係を評価す
ることが出来なくなった時、それは口約束の
攻撃対象となり、歪められた意見にとっての
理想的な場所となってしまうのです。
こういった文化的、歴史的背景の中で、Mug
Magazineは、ファッションの世界に開かれた
現場の独自の観点を通して、読者に情報を
お届けする事を目標としています。

 

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