28259
post-template-default,single,single-post,postid-28259,single-format-standard,select-theme-ver-8.9,ajax_fade,page_not_loaded,,qode_menu_,wpb-js-composer js-comp-ver-6.6.0,vc_responsive

Mug Magazine #30 – 社説

第30号のMug Magazineは、いわゆる一つの時代の終焉を告げる一冊となるのかもしれません。

2020という年は、人類の幸福の為に不要不急な行為は制限され、必然的にビジネスも一旦停滞を余儀なくされた結果、様々な分野の活動に危機が拡散した未曾有の年として記憶される事になりそうです。観光客の大幅な減少は、世界展開している名の知れた店舗を既に窮地へと追い込み始めています。しかしながら、観光客のような一見の顧客が事実上ゼロになったとしても、信頼の上に築かれた取引関係は、この困難な時代に立ち向かう為の必要不可欠な要素である事に変わりはありません。

多くの国際流通ネットワークは、業務活動の頼みの綱を失い廃業へと追い込まれました。バイヤーは、オンラインショッピングと国産品に新たな関心を開拓し続け、人々が自宅に閉じ籠っている間も生活を豊かにする事が可能となりました。このような状況下、地域密着型の小売店は、信頼出来るサプライヤーのおかげで、なんとか営業を続けられています。こういったサプライヤーは、小規模ながらも現状を鑑み減産に対応し、彼らのイメージや名声を更に高めるような上質で確かな製品を供給してくれています。

真の固い絆で結ばれた連携とチームワークは、この苦難に毅然と向き合い、成功を勝ち取る為の基本的要素となりました。

世界規模で拡大した受難の中でも、未来に待ち受ける未知の事態に人類が対処出来るよう願いながら、MUG Magazineは本年度もこうして、数多くの協力を得て発刊に至った事を誇りに思います。MUG Magazineの編集スタッフもまた、今後、フォーマット、コンテンツ、サイズやコミュニケーションフォームの見直しを計り、本誌の刷新と発展に尽力していく所存です。

Tags: