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Focus: Linen

A LAND IDENTITY
質と量という見地から最高とランク
付けされているヨーロッパ産の亜麻
は、エコ・サステナビリティと倫理
的価値を育むという見地から見ると
傑出している。
伝統と気候条件のバランスの良い
組み合わせが、ヨーロッパ産の亜麻
の栽培と加工技術を後押しし、広く
知られるようになったのである。
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ECOSYSTEMS
亜麻の栽培は、環境にほぼ影響を
与えない。亜麻の繊維が織られて
布地になる段階で植物全部が使用
される事から、極めて環境に優しい
とされているのである。
Focus: Linen at Mug Magazine

AN INNOVATIVE FIBER
天然で、革新的で、高品質繊維で
ある亜麻は、生態学的にも環境学
的にも持続可能の可能性を秘めて
いる。ヨーロッパ中にバランスよく
点在する生産拠点のおかげで、亜
麻繊維は、年々増加する環境への
懸念にも十分に対応出来ており、
また、シンプル、天然素材、高品質
といった、現代社会で求められてい
るベーシックさを具現化している。
真に亜麻を知りその良さを理解す
る為に、私たちは亜麻が生きている
素材であるということを心に留めて
おく必要がある。すべての生物と同
じように、亜麻という天然素材は、
愛や情熱、感心、注意、配慮、そ
して敬意を必要としている。私たち
は、このシンプルな原則を理解する
ことで、なぜ亜麻に未来を託す事が
出来るのか、またなぜ知的で責任
ある倫理原則に焦点を当てて、加
工ないし研究されるのかを理解す
ることが出来るのである。
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FLAX PROCESSING
フランス北部で行われた亜麻の豆
まきが、亜麻の魔法の出発点であ
る。亜麻は、湿度と低い気温が理
想的なフランスのノルマンディー地
方に属するカーンとオランダのアム
ステルダム間の海沿いの地域で栽
培されている。また、同地域での栽
培は、主にノルマンディーで行われ
ている亜麻のスティーピング作業に
も好都合である。この地域の気候条
件下で亜麻は最適な細さとなり、
続くスカッチング工程によって均質
へと加工される。北部のノルマン
ディーからフランダース地域、さら
には高い技術を持つオランダのグ
ループワークによって、細く、強く、
均質な最高品質の亜麻繊維が作り
出されている。次の工程である紡績
作業はすべて機械化されてはいる
が、亜麻の未来は、人の愛情や正
確性、丁寧さ、繊細な気配りにかか
っているのである。
その後、亜麻繊維は、化学薬品や
油は一切使用せずにハックリング機
械により折り曲げられ、細く強く加
工されていく。加工後の亜麻には、
自然の風合い、通気性、強度が備
わり、最近の新たな試みでは新し
い織り方と性能をもたらす革新的な
技術へと繋がった。このようにして
作られる糸は、異なった繊維との組
み合わせが可能という点から非常に
優れている。ニットウェアを製造す
るフランスのローヌアルプス地域で
は、温かく、柔らかで、毛羽の立っ
た亜麻とカシミアの混紡生地が生
産されているが、これは、亜麻の新
たな側面と性能を示す無数の新提
案のうちの一つでしかない。それが
ゆえに、亜麻は革新的な事や新し
い試み、また斬新なアイデアを実現
する事が可能な非常に優秀な素材
であると考えられているのである。
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LINIFICIO – ILMIOLINO
Linificio e Canapificio Nazionale
(国立リネン・麻工場)での仕事と
生産とは、亜麻の加工を自然で倫理
的な方法に基づき行う事である。
Linificio e Canapificio Nazionale
S.p.Aは、1873年1月14日にアンドレ
ア・ポンティが設立して以来ずっと
自然法に沿った亜麻の加工を行っ
てきた。100 %イタリアの企業であ
る同社は現在、Marzotto Groupに
より管理されるようになった。この
パートナーシップによって、同社の
生産の幅は家具や衣料品の分野に
まで広がり、湿式紡糸と乾式紡糸
による亜麻糸とヘンプ糸の生産に
おいてイタリアの優良製品のシンボ
ルであると同時に、ヨーロッパで最
も古い企業の一つとなったので
ある。こうして、これまでの経験、試
み、リサーチとリスクの成果である
亜麻の加工作業は、I l Mio Linoマ
シンへと引き継がれる事となった。
これが、IlMioLino誕生の背景であ
る。IlMioLinoは、環境問題を重ん
じ、糸に確かな品質と価値をもたら
す鋭い洞察力と情熱や経験を注ぎ
こんできた社内の技術者により開
発され、ミキシングからブレンド、染
色技術から特殊生産までこなし、
特許も取得している。
I l M i o L i n oによる加工は、水を汚
染せず、枯れ葉剤や殺虫剤を一切
使用しない。リサイクルにも積極的
で、加工段階で生ずるすべての廃
棄物は第二次原材料として再使用
されている。
IlMioLinoが高い評価を受けている
もう一つの理由として、生産がヨー
ロッパの五カ国で行なわれ、ヨーロ
ッパ圏の労働者の社会的および経
済的統合を促進してきたことが挙
げられる。例えば、フランスで栽培
された亜麻が同地で第一段階の加
工処理がなされた後、リトアニアで
亜麻をカシミアやウールと混紡させ
る。こうする事により、品質を向上さ
せているのである。
Il MioLinoは、亜麻工場で年間
450kgの糸の生産実績を持ち、布地
を強化させ、それをユニークなファッ
ション製品へと変える事が出来る。
いずれは、サステナブルで再生可能
な上に流行に沿った、丈夫でほぼ全
ての人に安全なアレルギーを起こ
さない生地を作る事を最終目標と
しているのである。
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AMO IL LINO
2 0 17年5月4日から1 2日まで、C E L C(ヨ
ーロッパ リネン・ヘンプ連合)とLino di
Sistema Moda Italia(モードイタリア リネン
機構)セクションに属するイタリア産業連合
とAssociazione Montenapoleone(モンテ
ナポレオーレ協会)の協力により、AMO IL
LINOと題されたリネンの展示会がミラノで
開催された。フィリッペ・ニグロのデザイン
による会場は、モンテナポレオーネ通りの赤
十字広場からサン・バビラ広場までの550メ
ートルを、植栽された亜麻が飾り、亜麻が
植物の状態から糸になるまでの様々な加工
工程が展示された。この展示は、単に芸術
的なインスタレーションで人々に教訓的な
貢献をしたと言うだけでなく、展示会の目的
である亜麻が植物の状態から糸や生地、そ
して最終的には日常使い慣れた製品になる
までの変化の工程を説明するという役割も
果たしていた。
また、ジョン・マルコヴィッチにより創作さ
れたショーケースを筆頭に、特定のパートナ
ーとのコラボレーションによるショーケース
では、亜麻の多様性をあらゆる用途や性能
によって表していた。
Focus: Linen at Mug Magazine

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