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LA BIENNALE D’ARTE VENEZIA 2024

‘ 外国人はどこにでもいる’/ ヴェネチア・ビエンナーレ2024

Alexandra Bravo “Uprooting Déracinement” Photo: Anna Brojanigo

サンパウロ美術館の芸術監督であるエイドリアン・ペドロサが総合ディレクターを務めたヴェネチア・ビエンナーレ2024は、内省的で革新的な物の本質が際立つ内容となった。ペドロサは、プライベートで様々な国や大陸を旅しながら
新しい作品やアイデアを発掘する独特のアプローチを通して、多くはまだ無名の300名を超えるアーティストの作品を選出した。それにより、2024年版のビエンナーレでは、ベナン共和国、エチオピア、東ティモール、タンザニアといった国々が初参加を果たし、新たな文化的地平線を開拓したのである。今回の中心テーマは、政治的、心理的、詩的、言語的解釈を提供するものであり、自分の中の異質性という複雑なテーマと織り交ぜながら、わかりやすく普遍的な複数の視点から展開された。

Pietro Ruffo “L’immagine del mondo” Photo: Victoria Viotto

Due qui / To hearと題されたイタリア館の展示は、会う事と聞く事の間、具体的な活動と暗喩の間で交わされる対話の探求が表現されている。タイトルは、‘Two here(イタリア語でDue qui)’と‘To hear’の同じ発音を持つ2つのフレーズの掛詞による遊びであり、音との関係というレンズを通してビエンナーレのメインテーマを反映している。ルカ・チェリッツァがキュレーターを務めたマッシモ・バルトリーニのプロジェクトは、様々な分野や国籍のアーティストが参加し、イタリアの伝統と仏教の霊性が結びついた精神的な旅を提案した。彫刻、インスタレーション、音響作品、パフォーマンスからなる作品は、展示スペースを上手く利用し、多感覚に訴えかける閲覧ルートを導き出す。来場者は、そのルートに従い、パビリオン内のTesa 1、Tesa 2、そしてthe Garden of the Virgins(処女の園)の3つに分けられたエリアを移動する。この場所は、音と静寂の間で交わされる対話、また、自分自身の感情に耳を傾ける事と他者に対する寛
容さとの間の対話にどっぷり浸る空間なのである。

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