Rocco P.
決められたガイドラインなしで自由にデザ
インする。これは、その起源をPrincipe d i
Bol ogna(プリンチぺ・ディ・ボローニャ社)
が創立された60年代初めまで遡る、多様
性に富んだブランド、Rocco P.の基本原則
である。同社の二代目で起業家であるロッ
コ・ピストネッシは、エウセビオとドナテッロ
と共に、1991年に‘Rocco P.’ラインのファ
ーストコレクションを発表した。
伝統製法、型破り、しばしば革新的な職人
技術、例えば“reverso”の手法などは、そ
ういったブランドの特徴がよく表れており、
また、それらを遂行する為に一日の生産量
が制限されている。
単なるmade i n Italyではなく、
“ handmade in central Italy(Torre San
Patrizio)”(イタリア中部にてハンドメイ
ド、地名:トッレ サン パトリツィオ)と書か
れた商標は、同ブランドの独自性と本物で
ある事を保証する物である。
2017年に向けて、Rocco P.は、機能性と知
的なファッションを組み合わせたクラシック
な“カレッジ”からインスピレーションを得
て、スニーカーとモカシンを巧みに融合さ
せた運動靴に取って代わるシューズを完成
させた。布地とルレックスを素材とした、上
部に刺繍が施されたモカシンスタイルの超
軽量シューズの誕生である。
このハンドメイドフットウェアのスタイルは、
Rocco P.の持つ技術の成果であり、50年
という伝統がもたらした結果なのである。