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Sogno Atlantico

2015年12月、ボート歴20年という経験豊富
なアスリート、マッテオ・ペルッキーニは、
地球上で最も過酷な耐久レースとして知ら
れる、タリスカー・アトランティック・チャレ
ンジに参戦した。ゴメラ島(カナリア諸島)
からアンティグア(カリブ海)までの3000
海里を競う大西洋横断手漕ぎボートレース
である。100%自給自足で、アシスタントも
なくたった一人でボートに乗り込んだマッ
テオは、何が何でもゴールしたいという執
念だけでボートを進め、52日間で見事に目
的を達成した。そして、単独部門での優勝
と同時にレース記録の更新という快挙も成
し遂げた。
最も近い陸地からも1000マイル以上離れ
た夜の海上で、たった一人、漆黒の闇の中
を荒れ狂う風雨と戦う自分を想像してみれ
ば、それが身体的にも精神的にも極限の状
況であった事が容易に理解出来る。勝利を
確実にする為には1日20時間以上の航行
を余儀なくされる日も多く、その間マッテオ
は、怪我や船酔い、40フィートの高さの波、
極度の睡眠不足や完全なる孤独感、それら
の全てを克服しなければならなかった。
“ 大西洋単独横断は、10年以上も前から
私の夢の一つでしたし、この準備にかかっ
た2年間は、私の人生の中でも最もやり
甲斐のある時期でもありました。どんな
に苦しい時でも決して諦めずにいられ
たのは、自分自身が、自分の夢を叶え る
為、そして陸に到達する為には、戦い続
けるしかないと判っていたからだと思い
ます。”
“ 単独レースで勝てた事を心から誇りに
思っていますが、素晴らしい選手たちと
の争いであったので、まさか勝てるとは
思っていませんでした。ですが、今回し
っかりとした計画を立て情熱を持って必
死に取り組めば、人は何でも手に入れら
れるのだと示す事が出来たと思います。
私のこの冒険を見て、他の人たちが自分
たちの快適なゾーンから飛び出し、それ
ぞれの夢を追うきっかけとなってくれた
らと思っています。”

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Sogno Atlantico 2016