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Velvet Mi Amor Book by Stefano Chiassai

Velvet Mi Amor – Fourth book by Stefano Chiassai

Velvet Mi Amor(愛しいベルベット)”は、国際的デザ イナーであるステファノ・キャッサイの4作目の著書 であり、娘のコリンナとの3作目の共著である。これま で同様、この新しい文学的書物は、様々なストーリー の寄せ集めではなく、芸術的、または社会的なあらゆ る観点から視覚化し、追究され、引き出されたコンセ プトについて書かれている。
今回、ステファノとコリンナは、この上なく崇高な素材 であるベルベットを取り上げている。ルネサンス時代 から以降の世紀を経て現在に至るまで、およそ一千 年もの間、エレガンスの代名詞であり続けてきたベ ルベットは、織物技術や好みの進化の両面から劇的 に変化した、めまぐるしく移り変わるトレンド、スタイ ル、様式と密接に結びついて来た。同書では、ベル ベットが、単なる織物から‘ベルベットする’という動詞へ と知的な大進化を遂げる。

その狙いは、ベルベットと いう織物を深く再考し刷新し、これまでとは全く異な る流動的な立場でファッションと接している若い世代 からの関心を集める事にある。若い世代には、ファッ ションに新しい何か、見たこともない何かを求めた り、またファッションに関する実験的な何かに対し平 等な目を持ち、ジャンルや実用性に着目する事など、さほど重要ではないのである。
キャッサイ親娘は、現在的なトロンプルイユ技法を用 いたベルベットからインスパイアされた架空のベル ベットを創作する為、彼らの権威ある芸術的また技術 的専門知識を最大限に利用した。それは、実際には 全く別物であるにも関わらず、あたかもベルベット だと錯覚させる効果とテクニックである。彼らはそれ を‘ベルベット効果’と呼び、シルク、ポプリン、コットン・ ギャバジン、モールスキン、ナイロン、ジャージ、軽量 素材、一般的な素材、立体物か非立体物、また、ツル ツルの物とそうでない物と、ありとあらゆる領域に、そ の効果を適用させた。

一言で言うと、ファッションに 限らず、日ごとに一変する社会の基準に完全に適合 した革命なのである。


全6章で構成されたVelvet Mi Amorは、各章が特定 の色、または同系色でまとめられており、ユニークで 画期的な創作、研究成果や考え方、またタイトルにも なっている愛について書かれている。それぞれの章 は、ベルベットの進化を要約した史実と、ベルベット の新しい使用領域をより理解するためのヒントで締め られている。
女装家として名を馳せるミラノの作家、ステファノ・フ ェッリは、同書で共同作業をしており、“女性、男性とい う考え方は、じきに全く存在しなくなるだろう。”とのキ ャッサイ親娘の言葉を誰よりも雄弁に語っている。

Velvet Mi Amor Book by Stefano Chiassai

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