KAPITAL
日本のデニムの首都として広く知られる児島の中心地で40年前に誕生したKapitalは、日本におけるファッションの基準を再形成する運命にあったようだ。職人技の精密さとクリエイティブなビジョンの象徴として台頭したKapitalは、その後、日本のデニム生産の礎となったのである。ワークウェア、ヒッピー運動、60年代ロック、クラシック音楽、さらに平和と文化的進化に対する普遍的なメッセージといった多様な情報源からインスパイアされた製品は、それぞれが独自のストーリーを持ち、予測不能で完成されたコレクションを展開するブランドへと進化を遂げた。折衷的なアプローチと細部にまで妥協のない職人技の結合は、Kapitalの秀逸さに対する評価を確実なものにし、それと同時に、海外では販路を絞り展開を続けている。

ブランド40周年を迎えた今年は、これまでを深く振り返る節目の年となる。先日逝去した創業者の平田俊清氏が残した軌跡の影響は甚大なものであり、次なるコレクションは、彼から受け継がれたものと彼が仕事に注いだ
情熱に敬意を称える内容となっている。

“The Denim Died(デニムは絶滅した)”という挑発的なモットーを掲げたコレクションは、常識を打破する道を目指すKapitalの本能を反映したものである。伝統と革新が違和感なく融合したビジョンは、時代を超越した製品を生み出す。

Kapitalの本部は単なる工場ではなく、様々な染色工程のような職人技を駆使した昔ながらのテクニックと熟練者の手を介したデニムが誕生するクリエイティブの中枢である。過去に敬意を払い、未来に向けて芸術的デニムの巨匠としての地位を強固にすべく、インパクトの強い服というブランドのイメージを通して世界に刺激を与え、Kapitalは自らに課した責任に再び向き合うのである。



