TRIPPEN
2025年春夏 -“Nettings”
人間の行動が地球全体に及ぼす影響が顕著な時代において、菌の隠れた王国が我々に、回復力、適応力、および協調についての教訓を与えてくれる。植物にも動物にも属さないキノコは、樹木や植物と互いに交信し合う地下組織のメッセンジャーである。それらは、異種間であっても栄養素や危険信号といった情報交換を行う。自ら光合成を行う能力を持たない為、糖分や二酸化炭素と引き換えに、水分、ミネラル、化学元素を提供しているのである。生き残る術を模索しながら地球上で何百万年も生き抜いてきたキノコは、競争や争いではなくネットワークを形成し協力することが、真の意味で唯一のウィンウィン戦略であると実証し、誰もが互いの生存の為、何かをすべきであると我々に教示している。

Trippenの場合、製造廃棄物を可能な限り削減し、交換やリサイクル可能な素材で構成した耐久性に優れたフットウェアを製造する事で、環境の持続可能性に貢献するという役割を選択した。Trippenのシューズはどれも、品質を損なう事なく何度でもソール交換が可能である。また、ブランデンブルク州ツェーデニックの工場は、太陽光発電から供給されるクリーンエネルギーで稼働されている。

一方、ビ ーガンや生分解性製品のプロトタイプの開発も順調に推移している。Trippenは、コレクションを重ねるごとに徐々に環境フットプリントを減少させ、同時に卓越したフットウェアを製造するという最も困難で独特な使命を履行しているのである。




