Ballantyne
貴重なスコットランド産カシミヤを軸に、一時代を築き上げて来た
Ballantyneにとって、創立から100周年を迎える2021年は記念すべき年と
なるだろう。しかしながら、同社が現在最も卓越したニットウェアブランド
としての地位を確立しているのは、継承して来た伝統だけではなく、
芸術作品のようなニットウェアの技術が反映された製品の品質と、時代に
順応して変化させて来た生産へのアプローチによるものである。
その一環として、25年後には、カシミヤ製品の生産拠点の一部を、
ブランドの発祥地であり、また世界で最も洗練された製品の真髄を
具現化している地、スコットランドに移す予定にしている。
この度、同ブランドは100周年を機に、Raw Diamondコレクションを発表した。
Ballantyneの名を世界に知らしめた最高級品質の
カシミヤ繊維のみを使用し、白、黒、グレーの基本要素で構成
された高級ニットウェアのコレクションである。
このカシミヤ繊維は、経年とともに着用頻度が増えれば増えるほど、柔らかさや美しさがさらに増してくるという特徴を持っている。
Raw Diamondで使用されている編み糸は、ここ数十年、主流である機械織りのストレスとは全く無縁である。その為、着用すれば、
本物の素材の良さを肌で実感し、それぞれがそれぞれのニットウェアと特別な関係を築くことが出来るのである。
同コレクションのニットウェア製品は、一点一点高級感漂う小箱に収められ、カシミヤ繊維の故郷の地を思い起こさせる独特な香りが添えられる。
また、サステナブルな生産を目指し、加工工程とエネルギー消費量を大胆に削減し、環境への影響を最小限に抑える事に成功している。
Ballantyneは、過去100年間に渡り素材の研究と実験を繰り返し、伝統と革新を巧みに結びつけて来た。
市場では即時性や迅速さが必要不可欠とされる時代においても、Ballantyneは、‘時’とタッグを組み、強度と価値が
シーズン毎に輝きを増していく貴重なニットウェアコレクションを作り上げたのである。