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Kapital – Century Denim

広島の糸屋さんで製作された、センチュリーデニムのさしこ部分 に使われる、かせ状になったさしこ糸。センチュリーデニム1本に 対し、約200グラムのさしこ糸が使用される。 まず、地元産の車輪梅という木を伐採し粉砕。チップ状にして 大釜で煮出し、その煮汁を寝かせ、1週間かけて茶褐色の染料 を準備する。
その後、煮出した原液と、原液に石灰を混ぜたものを準備して、 酸性の濃度を調整しながら染めていく。これを幾度が繰り返し て、泥染め前の下地が完成し、茶紫味色の独特な色となる。 そうして、下地作りが終わったかせを泥田で泥染めする。この 時、土に多く含まれる鉄分と、車輪梅に含まれるタンニンが化

学反応を起こし、生地が少しずつ大地の色に染まっていく。

生地に染み込んだ天然染料の成分が、化学変化を起こし、徐 々に黒へと変化する。センチュリーデニムのさしこ糸では、これ を30回程繰り返す。

泥で染め終わったかせ糸を川で洗う。川の流れを利用して洗い 流すことで、染まった色味や糸の状態を把握するためである。

長い過程を経て、センチュリーデニムのさしこ糸が、ようやく出 来上がる
出来上がった糸は、広島の機屋さんに送られ、オリ ジナル力織機で織られ、KAPITALオリジナルデニムの完成 となる。

kapital.jp